中村縫製 Branch Store

Atelier Ji-Ji:工房爺爺

東京都内の縫製工場をもっと身近に感じて頂く為に運営する
狭くて小さな『Branch Store:でみせ』です。
扉を開けるとミシンの音、操る縫子さんから
"Made By Japanese In TOKYO"の服作りを体感頂けます。
世界に誇る日本の丸編み生地を使った洋服をお届け致します。

Atelier:フランス語・工房と訳され芸術家が仕事を行う作業場の意味

Ji-Ji:お祖父さん・御爺さんの意味

Atelier+Ji-Ji:工房爺爺=工房で仕事するお爺さん、小さな子供がお祖父ちゃんを『ジージ』と呼ぶ事から2つの言葉を繋げた言葉遊び

 

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洋服を作るにあたり、"端切れ・裁ち落とし・反末・疵引き"などと呼ばれる『余ってしまう布』があります。

本来であれば洋服作りに使われる布なのですが、パターンが入らない、丈・巾が足りない、疵(キズ)を避ける為のロス、などの理由で使用出来ない布となって棄てられてしまいます。

洋服を作る為に手間隙かけて作った生地が洋服を作った事で捨てられてしまう。

日本の"もったいない"という言葉・その想いが生活の中で生きていた時代を思い返し使える生地を余す所無く使い切りたい。

創業者の父が孫達に着させる為、裁ち落としから作った洋服を発想の原点として『自分の子供や孫に作ってあげる服』 そんな思いから子供の洋服を作ろうと決めました。

 

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棄てられる布が少しでも誰かの役に立てばと思い作る洋服は縫い子さんが刺し子を行う様に作るため、少し不恰好かもしれないし、生地の継接ぎなどが目立ってしまうかもしれませんが

作り手の想いは『自分の子供や孫に着せてあげたいお手製のお洋服』

日本人が昔から布や衣服を大切にして最後の最後まで使い切った"襤褸"『BORO』の様に、作り手の私達、着てもらう子供達、着替えや洗濯をする親御さん、皆の愛着が湧く服作りを行いたいと思っております。